毎日お風呂に入る場合の水道代の目安と計算方法

毎日お風呂に入ると、水道代がどのくらいかかるか気になる方は多いです。ここでは人数ごとの目安や、計算方法について分かりやすく解説します。
一人暮らしで毎日お風呂を沸かす場合の水道代
一人暮らしで浴槽にお湯をためる場合、水道代がどの程度になるか把握しておくと家計管理に役立ちます。一般的な浴槽の容量は約180リットルです。一日1回湯を張ると、1カ月で5,400リットル程度の水を使用することになります。
水道料金の全国平均は1リットルあたり約0.2円とされているため、月にかかるお風呂分の水道代は約1,080円です。これに加えてガス代なども発生しますが、単純な水道代だけでも一定の出費となります。もちろん自治体ごとに水道料金が異なるため、正確な金額を知りたい場合はお住まいの地域の単価を調べて計算してみましょう。
家族世帯の場合のお風呂の水道代はどれくらいかかるか
家族で同じ浴槽を使う場合、人数が多くても一度お湯をためれば済むので、一人当たりの水道代は割安になります。たとえば4人家族で毎日お風呂を沸かす場合でも、浴槽1回分の水量は約180リットルで済みます。
そのため、単純計算で月の水道代は約1,080円と一人暮らしと大差ありません。しかし、シャワーを個別に使う時間が長くなったり、途中でお湯を追加することがあると、その分水道代が増加します。複数人が同時に生活している家庭では、使い方によって実際の水道代に差が出やすい点に注意が必要です。
お風呂1回分のお湯の量と水道料金の計算方法
浴槽のお湯の量は、標準的な家庭用で約180リットルですが、湯量を減らせばその分水道代も節約できます。水道料金を計算する際は、使った水の量(リットル)に水道料金の単価(円/リットル)を掛けます。
【計算例】
- 1回の入浴で使用する湯量:180リットル
- 水道料金の単価:0.2円/リットル
→ 180リットル × 0.2円=36円(1回分)
このように、1回のお風呂につき約36円が水道代の目安となります。これを1カ月毎日続ける場合、36円×30日=1,080円となります。節約したい場合は、湯量を減らすのが効果的です。
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お風呂の水道代を節約する具体的な方法

水道代を抑えたい場合は、お風呂での使い方に工夫を取り入れることが大切です。ここでは節約テクニックやグッズを紹介します。
湯船の水位やお湯の量を調整して節約するテクニック
浴槽にためるお湯の量を見直すことで、無理なく水道代を減らすことができます。たとえば普段より5cm水位を下げるだけでも、1回あたりの水量を数十リットル減らすことが可能です。
また、入浴時に家族が続けて入る場合は、最後の1人だけ湯量を少なめにする工夫も効果的です。お子さんが小さい家庭では、体格にあわせて湯量を調整すると無駄がありません。無理せずできる範囲で、湯量の見直しを習慣にするとよいでしょう。
シャワーのみで済ませる場合の水道代比較
お風呂に湯をためず、シャワーだけで済ませる場合は水道代がどう変わるかも気になるところです。シャワーの水量は、一般的に1分間で約12リットルといわれています。10分使うと約120リットル使用する計算です。
【比較表】
| 入浴方法 | 1回の水使用量(目安) | 水道代(1回あたり) |
|---|---|---|
| 浴槽にお湯をためる | 180リットル | 約36円 |
| シャワー10分 | 120リットル | 約24円 |
シャワー時間が短ければ、湯船より水道代を抑えられます。ただし、長時間の使用は逆に割高になるので注意が必要です。
節水シャワーヘッドや節水グッズの活用方法
節水タイプのシャワーヘッドを使うと、水の使用量がぐっと減ります。一般的なシャワーヘッドに比べ、30~50%ほど節水できる商品も多く、取り付けも簡単です。
また、浴槽の水量が分かりやすくなるメモリ付きバスグッズや、残り湯を汲みやすくするポンプなども便利です。家族みんなで節水意識を持ちやすくなるので、グッズの活用はおすすめできます。購入時は、対応する水栓や浴槽に合うか確認すると安心です。
お風呂の残り湯を活用して水道代を抑えるコツ

お風呂の残り湯を洗濯や掃除に再利用すると、水道代の節約につながります。正しい使い方と衛生面のポイントも押さえておきましょう。
洗濯や掃除への残り湯の再利用方法
お風呂の残り湯は、洗濯や掃除など様々な用途に活用できます。多くの家庭では、洗濯機の給水ホースを使って残り湯を洗濯に利用することが一般的です。
また、バケツで残り湯をくみ取り、トイレの掃除やベランダの水まきに使うのもおすすめの方法です。雑巾がけや床掃除にも役立ちます。再利用することで、1回分のお風呂の水をそのまま無駄なく使い切ることができ、水道代の節約に直結します。
残り湯の衛生管理と注意点
残り湯を再利用する際は、衛生面に注意が必要です。入浴後の湯は、皮脂や汚れが混ざっていることがあります。洗濯に使う場合は、「すすぎ」工程にはきれいな水道水を使うと安心です。
また、残り湯は時間が経つと雑菌が増えやすいので、できるだけその日のうちに使い切るのがおすすめです。浴槽やホースも定期的に掃除し、衛生的な状態を保つことを心掛けましょう。
お風呂水再利用システムの導入効果
自宅にお風呂水再利用システムを設置することで、残り湯の活用がさらに手軽になります。給水ポンプや自動吸い上げ装置を備えたシステムなら、ボタン一つで洗濯機にお湯を送れるので、バケツで運ぶ手間が省けます。
こうした設備を導入することで、毎日の水道代節約が継続しやすくなるのがメリットです。初期費用はかかりますが、長期的に見るとコスト削減効果が期待できます。家族の人数や生活スタイルに合わせて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
水道代だけでなく光熱費も抑えるお風呂の工夫

水道代とともに、お風呂で使うガスや電気などの光熱費も意識することで、無理なく家計の負担を減らせます。具体的なポイントを詳しく見ていきましょう。
お湯の温度管理や追いだきの節約ポイント
お湯の温度設定を見直すだけでも、エネルギー消費を減らすことができます。たとえば、40度前後の適度な温度を維持することで、余計な加熱を避けられます。
また、追いだき機能を頻繁に使うとガス代や電気代がかさみます。家族が続けて入浴するように時間帯を調整したり、なるべく追いだき回数を減らすだけでも、光熱費の節約につながります。
浴槽のふたや保温グッズでエネルギー効率アップ
浴槽にふたをすることで、お湯の温度低下を防げます。入浴の合間や追いだきのタイミングで必ずふたを閉める習慣をつけましょう。
さらに、保温シートや断熱シートなどのグッズを使うと、湯温の低下を抑えやすくなります。これにより、追いだき回数が減り、ガス代や電気代も抑えられます。手軽に始められる工夫なので、ぜひ取り入れてみてください。
高効率給湯器やエコキュートの導入メリット
最新型の高効率給湯器やエコキュート(電気でお湯を沸かす機器)を導入すると、エネルギーの無駄が減り、光熱費の節約につながります。従来型より少ないエネルギーでお湯を沸かせるため、環境にもやさしいです。
導入費用はかかりますが、長期的に見れば毎月の光熱費が減るため、家計にやさしいメリットがあります。買い替えやリフォームのタイミングで検討してみるとよいでしょう。
まとめ:毎日のお風呂でも水道代を無理なく節約するコツ
毎日のお風呂は心と体をリラックスさせてくれますが、水道代や光熱費が気になる方も多いはずです。湯量の調整やシャワーの使い方を工夫し、節水グッズを活用することで無理なく節約ができます。
また、残り湯の再利用や保温の工夫、給湯器の見直しなど、日々の習慣や設備によっても大きな効果が期待できます。家族構成やライフスタイルに合わせて、できる範囲から取り入れてみてはいかがでしょうか。
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